システムは入っている。でも現場が使っていない。よくある状態から、4ヶ月で「毎日回る運用」にしました。追加のライセンス費用はかかっていません。
目次
ご相談の背景
生産管理システムを導入したものの、運用ルールが定まらないまま時間が経っていました。在庫マスターは未整備。得意先から届く発注CSVは、担当者が目で見ながら出庫予定に打ち直している状態です。
打ち直しは時間がかかるだけでなく、転記ミスが起きても気づけません。
実施したこと
1. 運用要件を、現場の動きに合わせて整理した
システムの機能に業務を合わせるのではなく、実際の作業の順序を確認したうえで、どこまでをシステムで持つかを決めました。
2. 在庫マスターを整備し、QRコードの一意性を担保した
クラウド型の在庫管理サービス上でマスターを再構築。全378件について照合キーの衝突がないことを検証しました。
3. 発注CSV→出庫予定の変換ツールを開発した
単一のHTMLファイルとして作り、オフラインで動作します。インストール不要、ブラウザで開くだけ。情シス担当がいない環境でも配布でき、追加のライセンス費用も発生しません。
成果
- 発注339明細を321件に集約(重複・分割行の名寄せ)
- QRコードの重複 0件/照合キーの衝突 全378件中0件
- 本番取込でマッチ411行・アンマッチ2行。残る2行も原因を特定済み
- 打ち直し作業が消え、転記ミスの発生余地がなくなった
- ツールの追加費用 0円(ブラウザのみで動作)
「システムは入れたが使われていない」は、機能ではなく運用設計の問題です
入れ替えを検討する前に、いまの仕組みで回せる形があるかを一度見ます。


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