発売日から逆算して、いつ倉庫に送り、いつセット組を依頼するか。28セット分の段取りが1人の頭の中にありました。それを、日付を入れるだけで自動で決まる表にしています。2026年6月から継続中。
目次
ご相談の背景
既存モールで展開している人気シリーズが、発売のたびに短時間で完売する。買いたくても買えない、という声が届いている。この状況を受けて、自社ECを立ち上げ、会員向けの先行販売・抽選販売に踏み出すことになりました。
ただ、足元の運用に課題がありました。商品登録の手順が担当者ごとに違う。発売日から倉庫の作業日を逆算する段取りは、担当者の経験と記憶に依存している。この状態のまま販売チャネルを増やすと、必ずどこかで破綻します。
実施したこと
1. 発売管理表を設計した(28セット)
発売希望日を入力すると、セット組完了期限・倉庫着日・セット依頼期限が自動で逆算されます。倉庫が作業を受けられる曜日に自動で丸める処理も入れました。担当者が指を折って数える作業がなくなります。
2. ステータスを7段階に定義した
構想中 → 日付決定 → 依頼済み → 倉庫作業中 → セット組完了 → 発売日待ち → 発売完了。いまどこにあるかが一目で分かり、期限を過ぎた案件は自動で色が変わります。
3. EC商品登録オペレーションマニュアルを作成した(全20枚)
属人化していた登録手順を、新任者が独力で進められる粒度まで分解しました。
4. 誤発送の原因究明と再発防止設計
キャンセル済み商品が発送された事象について、どの工程で情報が伝わらなかったかを特定し、運用フローに歯止めを組み込みました。
5. サイト内検索キーワードの設計
150商品・有効456SKUに対し、顧客が実際に打つ言葉を想定してキーワードを割り当てました。
成果
- 28セットの発売段取りが、個人の記憶から表に移った。担当者が代わっても同じ手順で回る
- 出品手順が20枚のマニュアルに。新任者が独力で登録できる状態に
- 登鍸44点に対し店頭表示29点という差を検出し、原因を特定
- 誤発送の原因を特定し、再発防止を運用フローに組み込み
- 150商品・456SKUに検索キーワードを設計
新しい販売チャネルを増やす前に、いまの段取りが人に依存していないかを見ます
属人化したまま拡大すると、増えた分だけ事故が増えます。


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