茨城県のB.I.S株式会社様が立ち上げたペットフードブランド「aswell」のご支援です。犬用を中心に、猫用も展開されています。
ブランドロゴから、パッケージと販促物、展示会、広告の運用までを連続して担当しています。2024年11月のキックオフから継続中です。
ご相談の背景
新しいブランドをゼロから立ち上げるところからでした。商品はある。しかし、ロゴも、売り場で見せるものも、ECの画像も、まだ何もない。
こういうとき、ものごとに別の人に頒むと、並べたときに同じブランドに見えなくなります。もう一つ、ペットフードは表示の制約が多い商品で、入稿直前に文言を差し替えると刷り直しになります。
実施したこと
1. ブランドロゴの制作(2025年3〜4月)
ブランド名とロゴからです。パッケージ制作に使える形でデータを整え、以降の制作物すべての基準にしました。
2. パンフレットと販促物一式
- パンフレット|A4巻三つ折り(6面)・両面カラー・1,000部。表紙、ブランドストーリー、商品カタログ、巻き込み面のB2B訴求、裏表紙と、面ごとに役割を割り振ってからコピーを埋めています
- OEM用のA4チラシ|両面・300部。法人向けに別紙で
- A3タペストリー|展示会で遠くから見える情報を絞って
- レトルト用ラベル
- 猫用おやつ4種のラベル|えび・貝柱・ちりめん・煎り子。複数案を出して選んでいただき、表裏各500枚を入稿
- セット販売用のCanvaテンプレート|先方で更新できる形に。毎回外注しなくても回るように
3. 撮影の指示書を作って、先方に撮っていただいた
店舗・事務所の外観写真が必要になったとき、カメラマンを手配する代わりに、カット5点と撮り方を書いた指示書をお渡ししました。スマホでも成立する内容にしています。
4. 表記のリスクを、入稿前につぶした
ペットフードの販促物では、ここがあとから一番高くつきます。
- 「ヒューマングレード」を使わない|原料がそうでも、食品工場でない限り問われたときに答えられない。「原料は食品用途にも使用されるものを中心に選定」へ差し替え
- 「衛生基準」→「製造基準」、「厳選した素材のみ」→「厳選した素材」|断定を外す
- 「無添加」の単独使用をやめる|保存料・着色料・香料・グルテン・防腐剤・化学調味料・防カビ剤・オイルコーティングの8つの不使用を具体に列挙する形へ
- 他社の登録商標に当たる語を避ける|一般名詞のつもりで使われやすい語が、実は商標だったケース
言い換えの確定は、先方からの指摘をふまえて弊社で文言に落としています。
5. 出したあとの数字を見て、途中で向きを変えた
ペースト商品の投稿をInstagram広告で配信しました。最初は広く出し、数字を見てからターゲティングを絞り込んだ二本目を走らせています。
成果
インターペット大阪2026
2026年6月19日〜21日、インテックス大阪で開かれた第4回インターペット大阪(出展441社・来場30,521名)に出展されました。先方からの報告です。
- デザインについて「可愛い」「素敵」という声が多かった(30〜60代の男女)
- レトルトは完売
Instagram広告(2026年7月14日〜31日の確定値)
同じ投稿を、2本に分けて配信しました。
1本目|広く配信
- リーチ 21,843人(フリークエンシー 1.40)
- リンククリック 194件
- クリック単価 ¥25
- 消化額 ¥4,936
2本目|「日本/35〜54歳/女性/犬・ペットに関心のある方」に絞り込み
- リーチ 8,850人(フリークエンシー 1.51)
- リンククリック 366件
- クリック単価 ¥30
- 消化額 ¥10,994
合計で、消化額¥15,930、リンククリック560件、平均のクリック単価は約¥28でした。
この数字の読み方
絞り込んだところ、リーチは21,843人→8,850人と半分以下になり、クリック単価も¥25→¥30に上がりました。単価だけ見れば悪化です。
ただし、クリック数は194件→366件と約1.9倍になっています。安く広く届けることと、買う可能性のある人に届けることは、別の話です。レポートの数字をどちらで見せるかで、次の判断が変わります。
その他
- 展示会に間に合う形で、決済端末(AirPay)の導入を支援
- EC(BASE)と卸プラットフォームの登録情報変更を代行
- 茨城県の人材育成支援事業補助金の申請を支援し、交付決定
つくる体制
設計とディレクションは弊社、デザインの実作業は制作パートナーが担当しています。見積取得・入稿・印刷手配・発送まで含めて、窓口は1つのままです。
※ B.I.S株式会社様には、社名・ブランド名の掲載についてご了承をいただいています。
作って終わりにしないのが、いちばんの差です
デザイン会社は作るところまで、広告代理店は出すところから。その間がつながっていないと、展示会で反応が良かった要素が広告に反映されませんし、表現のリスクも誰も見ないままになります。


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